ジェイムス・ハーデンのフリースロー成功本数がFG成功本数を上回る
フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジェイムス・ハーデンは、NBA屈指のスコアラーだ。
ここ数年はパフォーマンスレベルが低下し、ヒューストン・ロケッツ時代のように平均30得点を叩き出す選手ではなくなってしまったものの、スコアリング能力は今も健在と言えるだろう。
そのスコアリングにおいて大きな鍵となっているのが、フリースローだ。
ハーデンはファウルをもらう技術が高く、フリースローをもらって得点を重ねることが多い。
実際にNBAキャリアを通したハーデンのフリースロー成功本数は、フィールドゴール成功本数を上回っている模様。
fadeawayworld.netによると、ハーデンはNBAキャリアを通してFG成功本数7291本を記録している一方で、フリースロー成功本数は7357本にのぼるという。
つまり、ハーデンはNBAキャリア14年の間にフィールドゴールよりフリースローを多く決めていることになる。
ただし、ロケッツ時代はほとんどのシーズンでフリースロー成功本数600本以上を記録したが、昨季はルール改正が影響したのか、アテンプト数が大幅に減少し、成功本数は313本にとどまった。
ハーデンはこの夏に来季のオプションを行使した後、シクサーズにトレードを要求した。
ハーデンはロサンゼルス・クリッパーズへのトレードを望んでいるというが、もしクリッパーズに移籍した場合、ハーデンはスコアリングではなく、プレイメイカーの役割を主に担うことになると見られている。
果たしてハーデンはクリッパーズに移籍し、NBAタイトル獲得に貢献することができるだろうか?
なお、ハーデンのオクラホマシティ・サンダー時代、ロケッツ時代、ブルックリン・ネッツ時代、シクサーズ時代の平均FGアテンプト数、平均FG成功本数、FG成功率、平均フリースローアテンプト数、平均フリースロー成功本数、フリースロー成功率は以下の通りとなっている。
– | OKC | HOU | BKN | PHI |
---|---|---|---|---|
FGA | 8.6 | 19.6 | 16.3 | 14.3 |
FGM | 3.8 | 8.7 | 7.2 | 6.2 |
FG% | 44.4 | 44.3 | 44.0 | 43.1 |
FTA | 4.3 | 10.4 | 7.7 | 6.9 |
FTM | 3.6 | 8.9 | 6.6 | 6.1 |
FT% | 83.5 | 86.2 | 86.3 | 87.6 |