元NBAスターのカーメロ・アンソニーは、グローバルアンバサダーとしてFIBAバスケットボールワールドカップに参加している。

先日はチームUSAとドイツ代表による準決勝を現地で観戦し、ドイツ代表がNBAスターたちを相手にアップセットを起こす様子を目撃したアンソニーは、世界のバスケットボールのレベルが確実に高まっていると感じたようだ。

アンソニーはチームUSAがドイツ代表に敗れた後、共にアンバサダーを務めるパウ・ガソル、ルイス・スコラとトークイベントに参加し、次のように語ったという。eurohoops.netが伝えている。

インテンシティと集中力のレベルが素晴らしい。

（準決勝）2試合とも素晴らしかったから、僕も興奮した。

僕たちはアンバサダーとして、コンペティターとして、望んでいたものを手に入れた。

（チームUSAの準決勝敗退は）番狂わせだった。

金メダル獲得が基準なら、金メダル獲得以外は番狂わせだ。

ドイツを称賛しなければならない。

同じようにセルビアも称賛しなければならない。

スポーツにとって良いことだ。

こういった大会にアプローチする時は、誰もが異なる考えを持たなければならない。

世界のゲームは成長している。

どのチームにも金メダル獲得のチャンスがあるんだ。

彼らは今後もプレイするだろう。

彼らは戦い方を知った。

勝つことが当たり前と思って来たわけではないと思う。

誰もがそれぞれの考えや理由を持っている。

僕たちはそういった若手選手たちを世界で戦えるように育成している。

チームUSAへの僕のアドバイスは、一致団結する方法を見つけなければならないということだ。

（NBAとFIBAは）ゲームのスタイルが違うからね。

（FIBA）はよりスローで、ハーフコートゲームが多い。

チームUSAを破ったドイツ代表のように、彼らのペース、彼らのスタイルで戦うと、ゲームは別物になるんだ。

ワールドカップ決勝戦で戦うのは、ドイツ代表とセルビア代表だ。

準決勝でチームUSAを下したドイツ代表と、同じく準決勝でカナダ代表を下したセルビア代表にとって、まさに国の威信をかけた戦いとなるだろう。

番狂わせを演じて決勝まで勝ち上がった両チームは、死力を尽くして金メダルを狙うに違いない。