カイル・アンダーソン「ようやく自分自身を証明できた」
メンフィス・グリズリーズのカイル・アンダーソンは、NBAキャリアを通してアウトサイドショットを課題としていた。
だが、スパーズ時代にシュートフォームを矯正し、2016-17シーズンにはNBAキャリアベストとなる3P成功率37.5%を記録。
その翌シーズンも3P成功率33.3%を記録するなど、アンダーソンのアウトサイドショットは着実に改善していた。
しかし、グリズリーズ移籍後の2シーズンは26.5%、28.2%と再び低迷する。
当時のアンダーソンは右肩を負傷しており、うまくシュートを撃つたびに痛みが走っていたという。
そのアンダーソンが今季、30%を上回る3P成功率を記録している。
しかも、3Pショットアテンプト数はNBAキャリア平均を大きく上回るペースだ。
ここまでのスタッツを受け、アンダーソンは自信を持ち始めているのかもしれない。
アンダーソンは自身について次のようにコメント。commercialappeal.comが伝えている。
高校時代の僕のハイライトを見てもらったら、僕にシュートがあることを分かってもらえると思う。
僕は3歳の時からこのゲームをプレイしている。
僕はワイドオープンショットを決めることができるんだ。
このリーグでやっていけると感じているが、そのためにトレーニングし、僕はやれるということをついに証明することができた。
アンダーソンは2019年4月に右肩を手術し、首から右手の神経がよりスムーズに機能するように上部の肋骨を削ったという。
その後の数カ月間は長距離ショットの練習は避け、シューティングコーチと共に片足でのジャンパーや高いループのシュートなどを何度も何度も繰り返し練習し、脳に筋肉の動きを記憶させる努力をしたというアンダーソン。
“スローモー”アンダーソンはNBAキャリア7年目となる今季をステップアップのシーズンとし、グリズリーズにとって不可欠なプレイヤーであることを証明し続けるだろう。
なお、アンダーソンの今季とNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
– | 今季スタッツ | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 10 | 377 |
平均出場時間 | 30.5 | 19.9 |
平均得点 | 13.5 | 5.6 |
平均リバウンド | 7.3 | .1 |
平均アシスト | 4.1 | 2.1 |
平均スティール | 0.4 | 0.9 |
平均ターンオーバー | 2.1 | 0.9 |
FG成功率 | 41.5% | 48.3% |
平均3Pアテンプト数 | 4.6 | 0.8 |
3P成功率 | 30.4% | 31.0.% |
フリースロー成功率 | 82.1% | 70.6% |
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