今季のシカゴ・ブルズにはNBAプレイオフ復帰の期待がかかっている。

現在イースタン・カンファレンス10位ではあるが、同8位のアトランタ・ホークスとはわずか1ゲーム差。

だが、ブルズを指揮するビリー・ドノバンは今のままではNBAプレイオフ進出は難しいと考えているのかもしれない。

TheAthleticの記者によると、ドノバンHCはNBAキャリア2年目のコービー・ホワイトとNBAキャリア3年目のウェンデル・カーターJrをスターターから外し、ベテランのトマス・サトランスキーとサディアス・ヤングを先発起用する計画を立てているという。

The Bulls will alter their starting lineup Sunday night against Toronto, a source told @TheAthletic. The move comes at the halfway point in the Bulls’ schedule and slides two recent top-10 picks to reserve roles.https://t.co/oDJOO1EyKJ

— Darnell Mayberry (@DarnellMayberry) March 14, 2021

ホワイトとカーターJrは今季出場した全試合で先発起用されている。

だが、サトランスキーとヤングはブルズを牽引するパフォーマンスを見せているということもあり、NBAプレイオフ復帰を狙うブルズとしてはサトランスキーとヤングの先発起用のほうがチームにプラスに働くと考えたのだろう。

ホワイトとカーターJrには先発復帰をモチベーションのひとつとし、セカンドユニットを牽引するパフォーマンスを期待したいところだ。

なお、今季のホワイトとサトランスキー、カーターJrとヤングのスタッツは以下の通りとなっている。

–	C・ホワイト	T・サトランスキー
出場試合数	36	25
平均出場時間	33.0	20.7
平均得点	16.1	7.0
平均リバウンド	4.9	2.5
平均アシスト	5.0	4.4
平均スティール	0.4	0.5
平均ターンオーバー	2.3	1.5
FG成功率	41.5％	52.1％
3P成功率	35.7％	43.2％
フリースロー成功率	89.6％	90.9％

–	W・カーターJr	T・ヤング
出場試合数	25	32
平均出場時間	26.2	25.1
平均得点	11.8	12.2
平均リバウンド	7.9	6.1
平均アシスト	2.2	4.3
平均スティール	0.6	1.3
平均ブロックショット	0.8	0.6
平均ターンオーバー	1.8	1.9
FG成功率	52.1％	60.5％
3P成功率	33.3％	22.7％
フリースロー成功率	74.4％	53.1％