FAポイントガードのデニス・シュルーダーは現地13日、ボストン・セルティックスと1年590万ドルの契約を正式に結んだ。

シュルーダーは昨季中にロサンゼルス・レイカーズから4年8400万ドルの延長契約をオファーされたものの、これを拒否。

シュルーダーはFA市場で1億ドルの契約を手にする自信があったというが、蓋を開けてみれば大幅なサラリーダウンとなってしまった。

だが、この契約が逆にシュルーダーを奮起させるかもしれない。

元NBA選手のギルバート・アリーナスによると、シュルーダーは8400万ドルを今後取り戻すためにセルティックスで実績を残し、来年夏に大型契約を勝ち取らなければならないという。アリーナスのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。

同じ期間で（8400万ドルを）稼がなければ、彼は食い尽くされてしまうだろう。

彼は4年間で8400万ドルの契約を手にできたから、2025年の夏までに8400万ドルを稼げるはずだった。

その契約の1年目は約1900万ドル。

来季はマイナス1300万ドルの計算だ。

つまり、軌道に戻るためには来年夏に3200万ドル以上の契約を結ばなければならない。

それができたら、この2年間の収入を同じ金額にすることができる。

どんな契約を結ぶとしても、2024-25シーズンが終わるまでに8400万ドルを稼がなければ、彼は食い尽くされてしまうだろうね。

シュルーダーにとってNBA2021-22シーズンは自身に対する評価を取り戻す重要な時間になる。

本来のパフォーマンスを取り戻すだけでなく、セルティックスを勝利に導かなければ、シュルーダーに対する評価が大きく変わることはないだろう。

シュルーダーにとってはプレッシャーとの戦いにもなるだろうが、コート上では闘争心をもってプレイし、周囲の批判を寄せ付けないプレイを見せてくれるに違いない。