ドレイモンド・グリーンが接種について「政治的問題になっている」
ゴールデンステイト・ウォリアーズのアンドリュー・ウィギンスは先日、接種を受けないことを明言した。
宗教上の理由による接種免除をNBAに申請したものの却下され、この状況が続くとシーズンの約半分を欠場しなければならないウィギンス。
NBAタイトル奪還を狙うウォリアーズにとって主力のウィギンスの不在は大きな痛手となるだろうが、ドレイモンド・グリーンはウィギンスの考えを尊重するという。
グリーンは接種の問題について以下のようにコメント。ESPNが伝えている。
皆も知っての通り、5カ月前に彼の子供が生まれたばかりだ。
「君の奥さんが陣痛を起こしているぞ。君はこのチームを去り、奥さんに付き添わないのか?」というようなものさ。
つまり、彼にとってパーソナルなことなんだ。
健康に関することであり、彼の家族にとってもパーソナルなことだ。
ワクチンを接種した人と接種していない人の話を聞いていると、政治的な争いになっているように思う。
大きな政治的問題になっているんじゃないかな。
皆が政治に関心を持っているわけではないから、それぞれが遠ざかってしまう。
人々の感情や個人の信念を尊重しなければならない。
ワクチンの議論においては、それが失われてしまっていると思う。
皆は僕たちが自由の国で生きていると言うが、誰にも自由を与えていないよね。
アメリカが象徴しているあるべき姿に反しているんだ。
僕は彼に接種を受けるべきか否かを話すような立場にない。
チームのリーダーとして、彼に接種を受けてくれと言うつもりはない。
感じたままにやれば良い。
なぜ僕がワクチンを接種したかどうかを訊かなければならないんだ?
彼がワクチンを接種しようとしまいと、僕はそういう立場にはないし、僕の仕事ではない。
どうするかは個人の判断だ。
自分の身体のことだからね。
僕は接種すべきかすべきではないかを話すような立場にないんだ。
ウォリアーズ陣営はウィギンスに接種を期待しているというが、ウィギンスの考えを尊重し、強要することはないだろう。
指揮官のスティーブ・カーHCをはじめとしたコーチングスタッフたちも、ウィギンス不在をカバーすべく戦略を立てているに違いない。
接種の問題については長引くことになりそうだが、国がさらに分断されるような状況に陥るのは避けたいところだ。
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