ステフィン・カリーが闇に落ちた瞬間とは?「2年以上にも及んだ」
2009年のNBAドラフト7位でゴールデンステイト・ウォリアーズに入団したステフィン・カリーは、NBAを代表するスーパースターのひとりに成長した。
NBAチャンピオンやファイナルMVP、レギュラーシーズンMVP、NBA史上最多3ポイント成功本数記録を樹立するなど、偉大なキャリアを送っているカリー。
だが、NBAキャリア2年目から足首の問題に悩まされるようになり、3年目はわずか26試合の出場にとどまった。
カリーによると、当時はNBA選手として復活できないと考えるほど闇に落ちていたという。
カリーは当時を振り返り、次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
怪我をすると、コートから常に離れなければならない。
すると、自分が注ぎ込んできたすべてを疑い始めてしまう。
「僕はコートに2本足で立てるほどの健康を取り戻せるのか?なりたい選手になるためのチャンスを得ることができるのか?」という感じさ。
その期間が2年以上にも及んだんだ。
オフでもオンでも闇に落ちた日がたくさんあった。
我慢しなければならないことがたくさんあったが、家族が支えてくれた。
家族や信頼している人々がポジティブな言葉をかけてくれ、自信を取り戻していった。
大きな装具をつけていないフォレスト・ガンプのような気分さ。
あれは奇妙な時間だった。
健康と自信を取り戻したカリーは復帰した2012-13シーズンにNBAキャリアベストなる平均22.9得点を記録。
その後も着実に成長し、ウォリアーズを4度のNBAタイトル獲得に導いた。
カリーがクラッチタイムに驚異的なパフォーマンスを発揮できるのは、闇の時間を乗り越えた自信があるからなのかもしれない。
カリーはこれからも強い自信と信念を持ち、ウォリアーズを勝利に導くことだろう。
なお、カリーの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2022-23 | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 30 | 856 |
平均出場時間 | 34.0 | 34.3 |
平均得点 | 29.3 | 24.5 |
平均リバウンド | 6.4 (キャリアハイ) | 4.7 |
平均アシスト | 6.3 | 6.5 |
平均スティール | 0.9 (キャリアワースト) | 1.6 |
平均ターンオーバー | 3.1 | 3.1 |
FG成功率 | 49.3% | 47.4% |
3P成功率 | 42.1% | 42.7% |
フリースロー成功率 | 90.9% | 90.8% |
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