デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは、現地7日に行われたフェニックス・サンズとのNBAプレイオフ・カンファレンスセミファイナル第4戦で53得点、11リバウンドという圧巻のパフォーマンスを見せた。

残念ながらナゲッツは敗れてしまったが、ヨキッチにとってMVP2度受賞の実力を見せつけた試合だったと言えるだろう。

NBA史上最高のスコアラーのひとりであるケビン・デュラントも、ヨキッチの偉大さを実感したのかもしれない。

デュラントは試合後、ヨキッチについて次のようにコメントしたという。fadeawayworld.netが伝えている。

彼は信じられないほど素晴らしい。

彼が撃つショットはすべてイージーショットに見えてしまう。

急かしたり、動揺させたりすることができないペースでプレイしている。

彼は強く、すべてのショットを決めることができる。

僕は彼が決めるショットが嫌いだ。

なぜなら、非常識なショットなのに決めてしまうからね。

「これは外れたな」と思っても、まっすぐ入ってしまうんだ。

信じられないほど素晴らしい。

彼は一晩中スコアリングし、チームを牽引していた。

彼とジャマール（・マレー）はピック＆ロールで素晴らしい仕事をしている。

止めるのは簡単ではない。

彼らを止めることはできないが、僕たちはハードにプレイすることによって補うことができるんだ。

一方、サンズの二大エースも素晴らしいスコアリング能力を見せ、デュラントは36得点、11リバウンド、デビン・ブッカーは36得点、12アシストを記録し、勝利に貢献した。

ギアをますます上げているヨキッチを抑えるのは至難の業だが、デュラントとブッカーを中心としたサンズの選手たちはスコアリングで真っ向から立ち向かい、勝利をつかみにいくだろう。

なお、この日のデュラントとヨキッチのスタッツは以下の通りとなっている。

–	K・デュラント	N・ヨキッチ
出場時間	43	39
得点	36	53
リバウンド	11	4
アシスト	6	11
スティール	2	0
ブロック	1	1
TO	5	6
FG成功率	57.9％ （11/19）	66.7％ （20/30）
3P成功率	50.0％ （2/4）	50.0％ （2/4）
FT成功率	92.3％ （12/13）	84.6％ （11/13）
+/-	0	2