トレイ・ヤングがスティーブ・ナッシュHCからの批判について「彼から学んだこと」
ブルックリン・ネッツのヘッドコーチであり、NBAレジェンドであるスティーブ・ナッシュHCは先日、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングが背後から迫ってくる相手からファイルを引き出したプレイについて、「あれはバスケットボールではない」と指摘した。
ナッシュHCはレフェリーに対してもそう主張したというが、現在のNBAにおいてヤングのプレイはルールの範囲内だ。
ヤングはその後、「僕にとってNBA史上最も偉大なプレイヤーはスティーブ・ナッシュ」、「彼のバスケットボールを見て育ってきた」などと発言。
自身のプレイはナッシュをモデルにしていることを明かしたが、あれから日にちが経った今、ヤングが改めてナッシュHCの批判に反応した模様。ヤングのコメントをclutchpoints.comが伝えている。
あの話は広がったし、皆が議論したのを見たよ。
もし僕がスティーブの下でプレイしていたなら、彼は喜んでいただろうね。
(批判は)彼の勝利に対する意欲から生じたものじゃないかな。
僕も勝ちたかったし、そのためなら何だってやる。
僕はファウルを引き出す技術を彼から学んだ。
もし彼が「あれはバスケットボールではない」と言うのなら、彼自身のことを言っていることになる。
なぜなら、あれは彼が何度もやっていたことだし、成功を収めていたからね。
ヤングはアウトサイドとドライブだけでなく、フリースローでも得点を重ねている。
今季のヤングの1試合あたりにおけるフリースローアテンプト数は平均9.69回。
これはミルウォーキー・バックスのヤニス・アンテトクンポに次ぐ今季NBA2位の数字だという。
いずれにせよ、ヤングはルールが許す限りファイルを引き出すプレイを続けるだろう。
次に対戦する時にナッシュHCがどう対策するのか注目したいところだ。
なお、ヤングとナッシュHCのNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
– | T・ヤング | S・ナッシュ |
---|---|---|
出場試合数 | 154 | 1217 |
平均出場時間 | 32.8 | 31.3 |
平均得点 | 23.5 | 14.3 |
平均リバウンド | 4.0 | 3.0 |
平均アシスト | 8.6 | 8.5 |
平均スティール | 0.9 | 0.7 |
平均ターンオーバー | 4.2 | 2.9 |
FG成功率 | 42.4% | 49.0% |
3P成功率 | 33.9% | 42.8% |
フリースロー成功率 | 85.2% | 90.4% |
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