ジュリアス・ランドルの急成長の要因はパススキルの向上?
ニューヨーク・ニックスのジュリアス・ランドルは今季、キャリア初となるNBAオールスター選出を果たした。
これまでのランドルには「ボールを持ちすぎる」、「プレイが強引すぎる」などといった批判があったものの、今季はあらゆる批判を覆すパフォーマンスを見せていると言えるだろう。
では、なぜランドルはこれほど急成長することができたのだろうか?
その要因は、多くのNBAコーチが嫌うタイプのパスをマスターしたからなのかもしれない。
hoopsrumors.comによると、ランドルはジャンプして着地する直前にパスを出すことが多く、パスのターゲットからディフェンスを引き離すことに成功しているという。
また、ランドルと同じように着地する直前にパスを出すことが多いデリック・ローズも、ランドルのパスを高く評価している。
多くのNBAコーチは、ああいったタイプのパスを嫌っている。
だが、僕はそれをずっと続けている。
彼のターンオーバー率がアシスト率を上回らない限り、問題ないと思うよ。
彼はスマートな判断ができるんだ。
ランドルの成長もあり、ニックスは現在イースタン・カンファレンス4位。
同7位のボストン・セルティックスとは2.5ゲーム差であるため、プレイイントーナメント出場を余儀なくされる可能性は残っているが、もしNBAプレイオフに出場することができればランドルの評価はさらに高まるだろう。
なお、ランドルの今季とNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
– | 今季スタッツ | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 63 | 438 |
平均出場時間 | 37.4 | 30.3 |
平均得点 | 24.2 (キャリアハイ) | 17.2 |
平均リバウンド | 10.3 (キャリアハイ) | 9.2 |
平均アシスト | 5.9 (キャリアハイ) | 3.2 |
平均スティール | 1.0 (キャリアハイ) | 0.7 |
平均ターンオーバー | 3.4 | 2.6 |
FG成功率 | 46.4% | 48.7% |
3P成功率 | 42.2% (キャリアハイ) | 34.2% |
フリースロー成功率 | 80.9% (キャリアハイ) | 73.8% |
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