ダービス・バータンズ「一度下り坂になると上がるのは難しい」
NBA屈指のシューターであるダービス・バータンズは、先日のトレードでスペンサー・ディンウィディと共にワシントン・ウィザーズからダラス・マーベリックスに移籍した。
今季のウィザーズは素晴らしい戦いを見せ、一時はイースタン・カンファレンス首位に立ったものの、その後低迷。
現在25勝30敗で、NBAプレイオフ圏外のイースト11位にとどまっている。
ウィザーズにNBAスターと呼べる選手はブラッドリー・ビールただひとりであり、ほとんどの選手が出場時間を勝ち取るために出場時間を争っているというが、バータンズによると、一度下り坂に入ると立ち直るのは難しかったという。
バータンズはウィザーズについて次のようにコメント。cbssports.comが伝えている。
選手たちが「もっと出場時間がほしい」、「もっと大きな役割がほしい」と思って戦っている状況では、チームケミストリーを構築するのは難しい。
(ウィザーズの)ほとんどの選手が苦戦している最大の理由のひとつは、おそらくそこにあるんじゃないかな。
シーズン序盤にその影響は表れない。
なぜなら、全員が状況を理解しようとしている最中だからね。
一度下り坂になると、再び上がるのは本当に難しいんだ。
ウィザーズはベンチに厚みがあるNBAチームであり、トーマス・ブライアントと八村塁が復帰するとさらに厚みが増した。
だが、それが出場時間のマネジメントを難しくし、選手間での出場時間争いが激化したという。
それはゼネラルマネージャーのトミー・シェパードも認めるところだが、今回のトレードはバータンズにとってNBAキャリアを取り戻す大きなチャンスになるだろう。
なお、バータンズの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2021-22 | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 34 | 365 |
平均出場時間 | 14.7 | 19.4 |
平均得点 | 5.7 | 8.4 |
平均リバウンド | 1.8 | 2.7 |
平均アシスト | 0.5 (キャリアワースト) | 1.0 |
平均スティール | 0.3 (キャリアワーストタイ) | 0.4 |
平均ターンオーバー | 0.4 | 0.6 |
FG成功率 | 35.1% (キャリアワースト) | 42.6% |
3P成功率 | 31.9% (キャリアワースト) | 40.0% |
フリースロー成功率 | 93.3% (キャリアハイ) | 86.1% |
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