ドレイモンド・グリーンがNBAに「賞選考のプロセスを見直さなければならない」
NBAは現地17日、2021-22シーズンの各賞の最終候補選手を発表した。
最も成長した選手に贈られるMIPの最終候補には、クリーブランド・キャバリアーズのダリアス・ガーランド、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラント、サンアントニオ・スパーズのデジョンテ・マリーが選出。
だが、ゴールデンステイト・ウォリアーズのジョーダン・プールは最終候補に残ることができなかった。
プールのMIP選出を推し続けているドレイモンド・グリーンは、この結果に納得していない模様。
グリーンはMIP最終候補の発表を受け、NBAに対して次のように指摘したという。fadeawayworld.netが伝えている。
ジョーダン・プールがMIPではないなら、NBAはプロセスを真剣に見直さなければならない。
なぜなら、あのリストには彼以上に成長した選手が見当たらないからね。
彼がMIPではないなら、賞の名称を変えよう。
(MIPは)最も好かれている選手、最も衝撃を与えた選手に贈ろう。
MIPではない。
実際のところの選考基準はMVPと変わらない。
もしMIPについて議論するなら、MIPという名称に基づいて投票するなら、誰がMIPは考えるまでもない。
このような賞が名称に連動していないことがあるのを、僕は懸念している。
そこが問題だ。
だからこそジョーダンがMIPに選出されなかったんじゃないかな。
ジョーダン・プールは28位指名で、今日に至るまでの1~2年のほとんどをGリーグで過ごしていた。
だから、賞の名前を考えるなら、受賞するのはジョーダン・プールだ。
ジョーダン・プールが選出されないなら、賞の名称を変えるようにオンラインで署名を募るよ。
なぜなら、賞の名称は正しくないからね。
MIP最終候補に選出されたガーランド、モラント、マリーは、いずれも今季初めてNBAオールスターに選出されるなど飛躍のシーズンを送った。
だが、プールが彼らと同等の飛躍を遂げたのは間違いないだろう。
とはいえ、プールはグリーンのチームメイトであり、グリーンの主観が入っている可能性も否めない。
いずれにせよ、プールはMIPに選出されなかったことをモチベーションにし、ウォリアーズのNBAタイトル奪還に向けて成長し続けるに違いない。
なお、ガーランド、モラント、マリー、プールの昨季と今季のスタッツは以下の通りとなっている。
ダリアス・ガーランド
– | 2020-21 | 2021-22 | 比較 |
---|---|---|---|
出場試合数 | 54 | 68 | +14 |
平均出場時間 | 33.1 | 35.7 | +2.6 |
平均得点 | 17.4 | 21.7 | +4.3 |
平均リバウンド | 2.4 | 3.3 | +0.9 |
平均アシスト | 6.1 | 8.6 | +2.5 |
平均スティール | 1.2 | 1.3 | +0.1 |
平均ターンオーバー | 3.0 | 3.6 | +0.6 |
FG成功率 | 45.1% | 46.2% | +1.1 |
3P成功率 | 39.5% | 38.3% | -1.2 |
フリースロー成功率 | 84.8% | 89.2% | +4.4 |
ジャ・モラント
– | 2020-21 | 2021-22 | 比較 |
---|---|---|---|
出場試合数 | 63 | 57 | -6 |
平均出場時間 | 32.6 | 33.1 | +0.5 |
平均得点 | 19.1 | 27.4 | +8.3 |
平均リバウンド | 4.0 | 5.7 | +1.7 |
平均アシスト | 7.4 | 6.7 | -0.7 |
平均スティール | 0.9 | 1.2 | +0.3 |
平均ターンオーバー | 3.2 | 3.4 | +0.2 |
FG成功率 | 44.9% | 49.3% | +4.4 |
3P成功率 | 30.3% | 34.4% | +4.1 |
フリースロー成功率 | 72.8% | 76.1% | +3.3 |
デジョンテ・マリー
– | 2020-21 | 2021-22 | 比較 |
---|---|---|---|
出場試合数 | 67 | 68 | +1 |
平均出場時間 | 31.9 | 34.8 | +2.9 |
平均得点 | 15.7 | 21.1 | +4.4 |
平均リバウンド | 7.1 | 8.3 | +1.2 |
平均アシスト | 5.4 | 9.2 | +3.8 |
平均スティール | 1.5 | 2.0 | +0.5 |
平均ターンオーバー | 1.7 | 2.6 | +0.9 |
FG成功率 | 45.3% | 46.2% | +0.9 |
3P成功率 | 31.7% | 32.7% | +1.0 |
フリースロー成功率 | 79.1% | 79.4% | +0.3 |
ジョーダン・プール
– | 2020-21 | 2021-22 | 比較 |
---|---|---|---|
出場試合数 | 51 | 76 | +25 |
平均出場時間 | 19.4 | 30.0 | +10.6 |
平均得点 | 12.0 | 18.5 | +6.5 |
平均リバウンド | 1.8 | 3.4 | +1.6 |
平均アシスト | 1.9 | 4.0 | +2.1 |
平均スティール | 0.5 | 0.8 | +0.3 |
平均ターンオーバー | 1.0 | 2.5 | +1.5 |
FG成功率 | 43.2% | 44.8% | +1.6 |
3P成功率 | 35.1% | 36.4% | +1.3 |
フリースロー成功率 | 88.2% | 92.5% | +4.3 |
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ドレイが言ってる事を理解できてなくて草
モラントの方が明らかにプールより数字伸ばしてるやんけ。
ほんまウォリアーズは自分らのことしか語れへんな