レイカーズがテイレン・ホートン・タッカーのトレードを決断した理由とは?
ロサンゼルス・レイカーズは先日のトレードでテイレン・ホートン・タッカーとスタンリー・ジョンソンを放出し、NBA屈指のディフェンダーであるパトリック・ベバリーを獲得した。
成長が期待される21歳のホートン・タッカーを放出し、34歳のベバリーを獲得したトレードには、賛否両論ある。
レイカーズは昨年2月のトレード期限前にトロント・ラプターズとトレード交渉したが、ホートン・タッカーをトレードに含めることを拒否。
また、先月はユタ・ジャズとトレードを交渉したものの、ホートン・タッカーを要求されたため、トレードは実現に至らなかった。
しかし、その6ヶ月後に状況が一変し、ホートン・タッカーの放出を決断したわけだが、fadeawayworld.netによると、それには2つの理由があったという。
1.カイリー・アービング獲得が困難になった
レイカーズはNBAスターのカイリー・アービング獲得を狙っていた。
だが、ケビン・デュラントがトレード要求を取り下げた後、アービングのトレードの可能性も消滅。
少なくともこのオフシーズン中にアービングを獲得することはできなくなったため、レイカーズはすぐに勝利に貢献できる選手が必要になった。
2.レブロン・ジェイムスの延長契約
レイカーズはNBAを代表するスーパースターのレブロン・ジェイムスと2年の延長契約を結んだ。
かねてから「レブロン・ジェイムスが在籍していることを最大限活用する」としているレイカーズは、ジェイムスがいるうちにNBAタイトルを取り戻すことを至上命題としている。
そのためには即戦力が不可欠であり、将来性のあるホートン・タッカーより経験と実績あるベバリーを必要とした。
長い目で見ると、ホートン・タッカーを失ったことは大きな痛手となるだろう。
だが、ディフェンスを重視するダービン・ハムHCのスタイルにおいて、ホートン・タッカーよりベバリーが適しているのもまた事実だ。
レイカーズはトレーニングキャンプが始まるまでロスターを調整し続けると見られているが、果たして今回のトレードはどのような結果をもたらすのだろうか?
なお、ホートン・タッカーとベバリーの昨季のスタッツは以下の通りとなっている。
– | T・H・タッカー | P・ベバリー |
---|---|---|
出場試合数 | 60 | 58 |
平均出場時間 | 25.2 | 25.4 |
平均得点 | 10.0 (キャリアハイ) | 9.2 |
平均リバウンド | 3.2 (キャリアハイ) | 4.1 |
平均アシスト | 2.7 | 4.6 (キャリアハイ) |
平均スティール | 1.0 (キャリアワーストタイ) | 1.2 |
平均ターンオーバー | 1.4 | 1.3 |
FG成功率 | 41.6% (キャリアワースト) | 40.6% |
3P成功率 | 26.9% (キャリアワースト) | 34.3% (キャリアワースト) |
フリースロー成功率 | 80.0% (キャリアハイ) | 72.2% |
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