イスラエル代表コーチがウィザーズのデニ・アブディア起用法について「彼のためにデザインしていない」
NBAキャリア3年目を迎えるデニ・アブディアは、ワシントン・ウィザーズにとって重要なベンチ選手のひとりだ。
昨季ディフェンス面でステップアップしたアブディアにはさらなる飛躍が期待されているが、アブディアの母国イスラエル代表のコーチはウィザーズがアブディアの能力を活かしきれていないと感じているのかもしれない。
イスラエル代表を指揮するピニ・ガーションによると、ウィザーズはアブディアの起用法を間違えているという。ガーションのコメントをlarrybrownsports.comが伝えている。
彼らは彼のためのプレイをデザインしていない。
ワシントンでの彼はコーナーに立ち、ボールが来るのを待っているよね。
もしデニがイスラエル代表チームにいなければ、彼がNBAに行くことはなかっただろう。
イスラエルリーグで3度の優勝とMVPを誇るアブディアは、2020年のNBAドラフト9位でウィザーズに入団。
だが、ウィザーズはNBA屈指のスコアラーであるブラッドリー・ビールを中心としたオフェンスを展開しているチームであり、オフェンスでの役割は限られている。
昨季はクリスタプス・ポルジンギス、カイル・クーズマ、八村塁のショットアテンプト数がアブディアを上回ったことも、それを表していると言えるだろう。
アブディアは素晴らしいプレイメイカーではあるものの、限られた機会で証明しない限り、オフェンスで重要な役割を担うのは難しいかもしれない。
なお、アブディアのルーキーシーズンと昨季のスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2020-21 | 2021-22 |
---|---|---|
出場試合数 | 54 | 10 |
平均出場時間 | 23.3 | 21.9 |
平均得点 | 6.3 | 5.6 |
平均リバウンド | 4.9 | 5.5 |
平均アシスト | 1.2 | 1.5 |
平均スティール | 0.6 | 0.5 |
平均ブロックショット | 0.3 | 1.0 |
平均ターンオーバー | 0.6 | 0.8 |
FG成功率 | 41.7% | 40.4% |
3P成功率 | 31.5% | 28.6% |
フリースロー成功率 | 64.4% | 54.5% |
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