引退発表のカーメロ・アンソニー「僕は勝者」
元NBAオールスターフォワードのカーメロ・アンソニーは先日、現役を引退することを発表した。
アンソニーはNBAを代表するスーパースターのひとりとして長く活躍したものの、NBAタイトルを勝ち取ることはできなかった。
そのため、チャールズ・バークレーなどと同じように「NBAチャンピオンになれなかったスーパースター」として記憶されてしまうかもしれない。
だが、アンソニーによると、もはやそういったレッテルは気にしていないという。アンソニーのコメントをhoopsrumors.comが伝えている。
ハッピーという言葉を使うのはおかしいかもしれないが、僕はハッピーだ。
この決定に至るまで、すべてを明確に見ることができるようになるまで、多くの努力が必要だった。
だが、僕はハッピーだ。
もはや気にしていない。
「チャンピオンにならなければ敗者」という話はもう気にしていない。
僕自身としては、僕は勝者だ。
僕が勝者になったのは2003年の夜、デイビッド・スターンと(NBAドラフトの)ステージで握手した時だった。
僕は人生において勝者さ。
勝ち取れなかったのはリングだけだ。
リングを勝ち取ることはすごく大きなことだが、僕に後悔はない。
なぜなら、そのためにやれることをすべてやったと思っているからね。
アンソニーは特にデンバー・ナゲッツとニューヨーク・ニックスのファンに大きな興奮と喜びをもたらし、愛された偉大なNBA選手だ。
NBA75周年記念チームに選出されたことも、アンソニーの偉大さを象徴していると言えるだろう。
残念ながらNBAチャンピオンを勝ち取ることはできなかったが、これからも大好きなバスケットボールに関わり続けるに違いない。
なお、アンソニーのNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | NBAキャリア |
---|---|
所属チーム | DEN NYK OKC HOU POR LAL |
出場試合数 | 1260 |
平均出場時間 | 34.5 |
平均得点 | 22.5 |
平均リバウンド | 6.2 |
平均アシスト | 2.7 |
平均スティール | 1.0 |
平均ターンオーバー | 2.4 |
FG成功率 | 44.7% |
3P成功率 | 35.5% |
フリースロー成功率 | 81.4% |
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