タイリース・マキシーがトレード要求のジェイムス・ハーデンに言及「彼が戻ってきても怒る人間はいない」
NBAは先日、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジェイムス・ハーデンに10万ドルの罰金処分を科したことを発表した。
ハーデンの発言が「トレードされない限り、選手契約において求められる奉仕を行わないことを示す内容」と判断されたためだ。
ハーデンの市場価値が低下しており、かつシクサーズが市場価値に見合わないリターンを要求しているため、トレードが実現する気配はない。
ハーデンの去就に最も影響を受けるのはタイリース・マキシーだろうが、マキシーによると、ハーデンは移籍したケースと残留したケースどちらにも対応できるように準備しているという。
マキシーはハーデンの状況について、次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
こんなことを言うのはクレイジーかもしれないね。
だが、僕たちがこのようなことを経験するのは初めてではない。
おもしろいが、これが人生だ。
ジェイムスはジェイムスであり、やりたいことをやることができる。
僕は今、彼と一緒にプレイするための、もしくは彼不在でプレイするための準備を進めている。
ジェイムスのことは大好きだ。
もしジェイムスが僕たちと一緒にプレイすることを決断したとしても、そのことに怒る人間はこの組織にはいないよ。
この件について僕に言えるのは、状況は人それぞれということだ。
ジェイムスはプロフェッショナルであり、理由があるから行動している。
友人として彼が何をしようとしているのかを理解しなければならない。
シクサーズはつい2年前にベン・シモンズとも同じような状況に陥り、その結果、トレードが実現するまでかなりの時間がかかった。
今回も同じような状況になる可能性があるが、もしハーデンがシクサーズに復帰すれば、マキシーはハーデンの隣、もしくはバックアップとしてプレイし、ハーデンがプレイを拒否する、もしくはトレードが実現すれば、マキシーはメインのボールハンドラーとしてプレイするだろう。
だが、シモンズがプレイを拒否した後に先発ポイントガードに抜擢され、実績を残したマキシーは、どんな役割にもアジャストするに違いない。
なお、マキシーの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2022-23 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 60 | 196 |
MP | 33.6 | 28.6 |
PTS | 20.3 (キャリアハイ) | 15.4 |
TRB | 2.9 | 2.7 |
AST | 3.5 | 3.3 |
STL | 0.8 (キャリアハイ) | 0.7 |
TO | 1.3 | 1.1 |
FG% | 48.1% | 47.9% |
3P% | 43.4% (キャリアハイ) | 41.4% |
FT% | 84.5% (キャリアワースト) | 85.8% |