マーカス・スマートが離脱前に語っていたこととは?「僕たちに失うものは何もない」
メンフィス・グリズリーズは先日、NBAオールスターポイントガードのジャ・モラントが肩の怪我により残りのシーズンを全休することを発表した。
だが、エース不在のグリズリーズは現地1月7日にフェニックス・サンズを下すと、同9日にダラス・マーベリックスに17点差で快勝。
マブス戦はNBAオールスタービッグマンのジャレン・ジャクソンJrも欠場しただけに、グリズリーズにとって自信につながる勝利だったと言えるだろう。
オフシーズン中のトレードでグリズリーズに加わったマーカス・スマートは、マブスに勝利した後に次のようにコメントしていたという。ESPNが伝えている。
僕たちに失うものは何もない。
特にジャが離脱したから、皆は僕たちを見なくなった。
皆は僕たちがただ寝そべり、黙っていることを期待しているようだが、このチームはそうではない。
そうなるつもりはない。
僕たちは戦い続ける。
それが僕たちにできるすべてだ。
もうこれ以上戦えないと感じるまで戦い続けるだろう。
最後まで戦うつもりだ。
今季は期待されていないかもしれない。
そのことは分かっていたが、来季に向けて準備しなければならないシーズンでもあるんだ。
スマートはそう語った矢先、指の怪我により6週間以上の離脱を強いられた。
主力のモラント、スマート、スティーブン・アダムス、ブランドン・クラークを怪我で欠くグリズリーズは、おそらく今季を来季に向けた準備期間と完全にみなすだろう。
つまり、残った選手たちにとっては成長の大きなチャンスとなる。
ベテランのスマートは離脱期間中も若手選手たちをサポートし、成長を助けるに違いない。
なお、現地12日のロサンゼルス・クリッパーズ戦で足首を負傷して途中退場したデズモンド・ベインについて、指揮官のテイラー・ジェンキンスHCは「怪我の程度は不明。現在評価しているところ」と明かした。
現地13日のニックス戦はアダムス、サンティ・アルダマ、ベイン、クラーク、モラント、スマート、デリック・ローズが欠場し、ジャレン・ジャクソンJrのステータスは「ダウトフル」となっている。
スマートの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りだ。
– | 2023-24 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 20 | 601 |
MP | 30.3 | 30.0 |
PTS | 14.5 (キャリアハイ) | 10.7 |
TRB | 2.7 (キャリアワースト) | 3.5 |
AST | 4.3 | 4.6 |
STL | 2.1 (キャリアハイ) | 1.6 |
TO | 3.1 | 1.9 |
FG% | 43.0% (キャリアハイ) | 38.8% |
3P% | 31.3% | 32.3% |
FT% | 76.8% | 77.6% |