現在ヒューストン・ロケッツのヘッドコーチを務めているイメ・ユドカは、ボストン・セルティックスをNBAファイナル進出に導いた後に女性スタッフとの不適切関係が報じられ、セルティックスから1年間の出場停止処分を科された。

セルティックスの選手たちは当時、混乱していることを明かし、ジェイソン・テイタムは「彼ら（セルティックスの組織）に話せないことがたくさんあるのは間違いない。僕も同じようなものだ。分からない」、ジェイレン・ブラウンは「多くの情報は僕たちやチームのメンバーにシェアされていないから、コメントできない」などと語っていた。

しかし、ユドカHCはセルティックスの選手たちが嘘を言っていると感じていたようだ。

ロケッツのヘッドコーチとして古巣セルティックスとの対戦を終えた後、ユドカHCはセルティックスの選手たちの当時の反応について次のようにコメントしたという。fadeawayworld.netが伝えている。

彼らは君たちに嘘をついていたと思う。

彼らは（詳細を）知っていた。

全員ではないとしても、数人は知っていた。

ジェイソン・テイタム「僕たちはここ数日混乱している」

マーカス・スマート「今もイメ・ユドカが大好き」

ジェイレン・ブラウンがイメ・ユドカHC問題について「ショックだった」

イメ・ユドカの元婚約者がセルティックスの組織を批判「セルティックスの誰も電話してこない」

ブラッド・スティーブンス「我々には女性スタッフたちをサポートする責任がある」

君たちも知っての通り、僕は彼らと話をすることができた。

彼らは公の場で詳細を明かそうとしなかった。

つまり、知る必要のある人は知っていたんだ。

セルティックスで何か問題が発生した時、真っ先に感想を求められるのはNBAオールスターのテイタムとブラウンだ。

ユドカHCは名前こそ明かさなかったものの、おそらくテイタムとブラウンはユドカHCの件の詳細を把握していたのだろう。

つまり、セルティックスの組織が選手たちに対し、「詳細を公言しないように」などと命じていたか、選手たち個人の判断で公言を避けたのか、もしくはユドカHCが嘘を言っているかだろう。

いずれにせよ、ユドカHCがセルティックスの組織に戻ってくることはなさそうだ。