ドワイト・ハワード「僕に対する見方を変えたかった」
昨年夏にロサンゼルス・レイカーズに移籍した元オールスターセンター、ドワイト・ハワードは、NBAキャリアを通して初めてベンチの役割を受け入れた。
だが、ハワードは腐ることなくチームの一員として素晴らしいパフォーマンスを見せ、レイカーズの10年ぶりとなるNBAタイトル獲得に貢献。
オーランド・マジック離脱以降は好奇の目で見られることが多かったハワードだったが、昨季はそれを一変させたシーズンだったとも言えるだろう。
ハワード自身、それを目標のひとつに掲げていたのかもしれない。
ハワードは自身について次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
レイカーズでの昨季が始まる前、僕は自分に誓ったんだ。
チームのためならどんなことだってやる、喜んでやる、とね。
人々にどのような性格として見られているのか、僕は分かっている。
その見方を変えたかった。
本当の自分を、真の自分の姿を見せたかった。
自分自身が求めるすべてを犠牲にすることによってね。
誰だって長い出場時間を求めるし、大きな役割を求めるし、スコアリングとかそういったものを求めるものさ。
だが、チームが成功するために、僕はドワイトにならなければならなかった。
チームの勝利を助けるために30得点を記録する必要はない。
チームの勝利を助けるために常にコートにいる必要はない。
そのようなマインドに変えなければならなかったし、それが僕とチームを助けることになったんだ。
ハワードはシクサーズでもベンチプレイヤーとして起用される見込みであり、ジョエル・エンビードのメンターとしての役割も求められるだろう。
レイカーズで学び、悟りを開いたハワードには、シクサーズの躍進を支える働きを期待したい。
なお、ハワードの昨季とNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2019-20 | NBAキャリア |
---|---|---|
所属チーム | ロサンゼルス・レイカーズ | オーランド・マジック ロサンゼルス・レイカーズ ヒューストン・ロケッツ アトランタ・ホークス シャーロット・ホーネッツ ワシントン・ウィザーズ |
出場試合数 | 69 | 1113 |
平均出場時間 | 18.9 | 33.5 |
平均得点 | 7.5 (キャリアワースト) | 16.7 |
平均リバウンド | 7.3 (キャリアワースト) | 12.3 |
平均アシスト | 0.7 | 1.4 |
平均スティール | 0.4 (キャリアワースト) | 0.9 |
平均ブロックショット | 1.1 | 1.9 |
平均ターンオーバー | 1.2 | 2.8 |
FG成功率 | 72.9% (キャリアハイ) | 58.6% |
フリースロー成功率 | 51.4% | 56.5% |
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