タイロン・ルーHC「カワイ・レナードとトライアングルでコービーやジョーダンのようにプレイさせる」
昨季を期待外れの結果で終えたロサンゼルス・クリッパーズは、タイロン・ルーが指揮官として牽引するチームに生まれ変わった。
レブロン・ジェイムス、カイリー・アービング、ケビン・ラブを擁したクリーブランド・キャバリアーズをNBAチャンピオンに導いた実績を持つルーHCには、クリッパーズをフランチャイズ初となるNBAチャンピオンに導く働きが期待されていると言えるだろう。
ルーHCがどのようなシステムを取り入れるか注目が集まるところだが、かつてフィル・ジャクソンがシカゴ・ブルズとロサンゼルス・レイカーズで取り入れていたトライアングルオフェンスを用いるようだ。
ルーHCによると、クリッパーズはオフェンスにトライアングルを組み込み、エースのカワイ・レナードをマイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントのようにプレイさせるという。
ルーHCはクリッパーズのオフェンスについて次のようにコメント。ESPNが伝えている。
我々はトライアングルから2つか3つを取り入れ、カワイをコービーとマイケルがプレイしたスポットでプレイさせる。
カワイはその2選手のことが大好きだし、本当にリスペクトしている。
我々は成功するために彼をそのポジションでプレイさせようとしているんだ。
私は彼らと一緒にプレイしただけでなく、トライアングルのシステムでもプレイした。
だから彼にだけでなく、我々のチームにそれを教えているところさ。
レナードはブライアントやジョーダンのようにミッドレンジジャンパーを得意とするスコアラーであり、ルーHCの下でその長所をさらに伸ばしていくことになるだろう。
近年のNBAではミッドレンジジャンパーより3Pショットが重視されているが、ルーHCのシステムがどう機能するのか注目したいところだ。
なお、レナードの昨季とNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2019-20 | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 57 | 524 |
平均出場時間 | 32.4 | 31.0 |
平均得点 | 27.1 (キャリアハイ) | 18.7 |
平均リバウンド | 7.1 | 6.4 |
平均アシスト | 4.9 (キャリアハイ) | 2.7 |
平均スティール | 1.8 | 1.8 |
平均ターンオーバー | 2.6 | 1.6 |
FG成功率 | 47.0% | 49.1% |
3P成功率 | 37.8% | 38.3% |
フリースロー成功率 | 88.6% | 85.5% |
コメントを残す