アイザイア・トーマス「セルティックスは怪我の長期的リスクを教えてくれなかった」
NBA復帰を目指しているアイザイア・トーマスは、ボストン・セルティックス時代に素晴らしいキャリアを送った。
NBAオールスターに2度選出され、MVP候補にも挙がるなどし、クラッチタイムに圧倒的なパフォーマンスを見せたことから「第4Qのキング」と称されたトーマス。
だが、股関節の怪我をおしてNBAプレイオフに出場したことが祟り、セルティックスからトレードされて以降は輝きを失ってしまっている。
そのトーマスが当時のセルティックスの対処に苦言を呈した模様。
トーマスによると、セルティックスは股関節の怪我を負ったままプレイし続けることのリスクをトーマスに伝えていなかったという。トーマスのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
彼らが間違っていたと思うただひとつのことは、僕がプレイし続けたらどれほど怪我が悪化する可能性があるかということを教えてくれなかったことだ。
僕が最も気に入っていないことがそれだ。
なぜなら、誰も「OK、君がプレイしたらこうなる可能性がある」ということを教えてくれなかったからね。
骨挫傷と言われていたら、僕は10回中10回プレイするよ。
トーマスは股関節の怪我をおしてNBAプレイオフを戦った後、カイリー・アービングとのトレードでクリーブランド・キャバリアーズに移籍。
だが、怪我の影響はその後も続き、復帰後はNBAオールスターレベルのパフォーマンスを取り戻すことができずにいる。
今季はニューヨーク・ペリカンズと10日間契約を結び、NBAに復帰したものの、スタンダード契約を勝ち取ることができなかったトーマス。
来季も難しい時間が待っていると思われるが、NBAに復帰できた際にはNBAオールスターレベルのパフォーマンスを少しでも見せてもらいたいところだ。
なお、トーマスの今季とNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
– | 今季スタッツ | NBAキャリア |
---|---|---|
所属チーム | ニューオーリンズ・ペリカンズ | サクラメント・キングス フェニックス・サンズ ボストン・セルティックス クリーブランド・キャバリアーズ ロサンゼルス・レイカーズ デンバー・ナゲッツ ワシントン・ウィザーズ ニューオーリンズ・ペリカンズ |
出場試合数 | 3 | 528 |
平均出場時間 | 16.0 | 28.8 |
平均得点 | 7.7 | 18.1 |
平均リバウンド | 1.3 | 2.4 |
平均アシスト | 1.7 | 4.9 |
平均スティール | 0.3 | 0.9 |
平均ターンオーバー | 2.0 | 2.3 |
FG成功率 | 33.3% | 43.5% |
3P成功率 | 25.0% | 36.3% |
フリースロー成功率 | 100% | 87.2% |
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