ジョエル・エンビード「今季のドラマはかなりクレイジーだった」
今季のフィラデルフィア・セブンティシクサーズは多くの問題を抱えていた。
その中で最大の問題と言えば、やはりベン・シモンズのドラマだろう。
シモンズはシクサーズの一員としてプレイすることを拒否し続け、彼らの関係は悪化してしまった。
だが、NBAオールスターのジョエル・エンビードがリーダーとして牽引したことにより、シクサーズは大きく崩れることなく現在に至っている。
エンビードによると、難しい時期を通してリーダーであり続け、チームメイトたちを導くよう心掛けていたという。
エンビードは当時を振り返り、次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
タフな状況だった。
だが、起こってしまったすべてのことに恨みは持っていないよ。
ただ、僕の立場を考えると、毎晩その件についての質問に応えなければならなかった。
すり減っていくような気分だった。
チームメイトたちもそう感じていたはずさ。
あのドラマはかなりクレイジーだった。
だが、今季の僕はより良いリーダーになるために努力した。
これまではプレイで牽引しようとしていたが、オフ・ザ・コートにはまったく目を向けていなかったんだ。
君たちも知っての通り、どうなるか分からなかった。
だから、僕はオフ・ザ・コートとオン・ザ・コートで多くのことをもたらさなければならなかった。
オン・ザ・コートでは、昨季以上のレベルでプレイするように努力している。
昨季は十分に健康ではなかったことで批判された。
だからシクサーズのために復活してもう一歩前に進み、離脱しないことが僕の大きな目標だったんだ。
今季を見てもらえたら、僕が欠場したのは12試合くらいだと思う。
だが、そのうち9試合はNBAの健康と安全プロトコルによる欠場だ。
だから本当に嬉しく思っているし、自分自身に興奮しているよ。
エンビードは常に相手に立ち向かっている強いメンタルを備えたNBAスターだ。
しかし、今季はシモンズのドラマに始まり、選手たち相次ぐ離脱など多くのことに対処しなければならず、メンタルの疲労を相当感じていたことだろう。
すべてから解放されたエンビードはリーダーとしてさらにシクサーズを牽引し、悲願のNBAタイトル獲得に導くに違いない。
なお、エンビードの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2021-22 | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 61 | 321 |
平均出場時間 | 33.4 | 31.1 |
平均得点 | 29.9 (キャリアハイ) | 25.8 |
平均リバウンド | 11.4 | 11.3 |
平均アシスト | 4.2 (キャリアハイ) | 3.3 |
平均スティール | 1.2 (キャリアハイ) | 0.9 |
平均ブロックショット | 1.5 | 1.7 |
平均ターンオーバー | 3.0 | 3.4 |
FG成功率 | 48.9% | 48.7% |
3P成功率 | 35.8% | 33.5% |
フリースロー成功率 | 81.8% | 81.1% |
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