ラッセル・ウェストブルックはフランク・ボーゲルHCをリスペクトしていなかった?
NBAタイトル奪還を目指していたロサンゼルス・レイカーズにとって、今季はフランチャイズ史上最も期待外れのシーズンだったと言えるだろう。
昨年夏にNBAスターのラッセル・ウェストブルックやカーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードなどを獲得したものの、NBAタイトル奪還はおろかプレイインゲーム出場すら叶わなかったレイカーズ。
その最大の要因としてウェストブルックのパフォーマンスが挙がっているが、レイカーズの選手たちはシーズン序盤からウェストブルックをお荷物のように感じていたのかもしれない。
hoopsrumors.comによると、レイカーズのある関係者は今季のウェストブルックについて次のように明かしたという。
フランク(・ボーゲルHC)が「リバウンドを奪ったら全員走れ。それが今のNBAのプレイだ」と言ったところ、ラスは反論した。
「いや、僕はポイントガードだ。僕にボールを渡せ。全員走れ」とね。
フランクは「違う。我々にはテイレン(ホートン・タッカー)がいる。オースティン(・リーブス)がいる。マリク(・モンク)がいる。レブロン(・ジェイムス)がいる。AD(アンソニー・デイビス)がいる。彼らはボールをフロントコートに運べるんだ」と答えた。
だが、ラスは「いや、僕はポイントガードだ。僕にボールを渡せ。全員僕の邪魔をするな」という感じさ。
トレーニングキャンプの時だった。
それからラスは水を得た魚のようになってしまった。
彼はやるべきことを分かっていない。
それが始まりだったんだ。
それでもボーゲルHCはウェストブルックをサポートし続けた。
チーム関係者によると、コーチングスタッフたちがウェストブルックをスターターから外すように意見したものの、ボーゲルHCはそれを受け入れなかったという。
また、チームメイトたちは「ウェストブルック外し」を画策し、ウェストブルックが精彩を欠くたびに「君はコーチから嫌われている」などと囁いていたと噂されている。
レブロン・ジェイムスとアンソニー・デイビスはウェストブルックをレイカーズに勧誘した時、「チームのために全員が犠牲にならなければならない」という考えで一致した。
だが、もしチーム関係者の話が事実なら、ウェストブルックは犠牲になる精神を失ってしまっていたのかもしれない。
なお、ウェストブルックはコーチングスタッフやチームメイトたちから十分にサポートしてもらえていないと感じ、「彼は暗い隅にひとりでいるようなもので、誰を信用したらいいのか分からない状態だった」とも報じられている。
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