フィラデルフィア・セブンティシクサーズのNBAオールスター、ベン・シモンズがNBAの健康と安全プロトコルをクリアし、チームメイトたちに合流できることになった。

シモンズは現地15日に行われるデトロイト・ピストンズ戦には帯同しなかったものの、フィラデルフィアに残り、トレーニング強度を高めているという。

そんな中、シモンズがシクサーズの一員としてプレイする可能性が高まっていると報じられた。

hoopsrumors.comによると、シモンズはコンディショニングが終わった後にシクサーズに合流し、NBA2021-22シーズンもシクサーズの一員としてプレイする可能性が高まっているという。

ただし、シモンズはシクサーズのためではなく、サラリーのためにプレイすると見られている。

NBAとNBPAはオフシーズン中に「正当な理由なく試合を欠場した場合、その分のサラリーは支払わない」ことを明確にした。

これまでは「支払わない可能性がある」となっていたため、シモンズとシモンズのエージェントを務めるリッチ・ポールは、試合を欠場したとしてもサラリーを取り戻せる自信があったという。

だが、サラリーを取り戻すことができなくなったことを受け、シモンズはシクサーズ復帰を検討し始めたと報じられている。

とはいえ、シモンズはメンタルに大きなダメージを受けており、シクサーズファンはシモンズの復帰を歓迎しないと見られているため、シモンズが他のNBAチームへのトレードを望む姿勢を変えることはないだろう。

なお、シモンズは今年8月にシクサーズと面会した際、NBAキャリアを通して「失敗できない環境にあった」とし、「失敗できる環境で再出発したい」と考えていたと噂されている。