ゲイリー・トレントJr「もう不安に感じる必要はない」
昨年夏のトレードで元NBAオールスターポイントガードのカイル・ラウリーを放出したトロント・ラプターズは、再建期に入ると見られていた。
当時マサイ・ウジリ球団社長が「血を流す覚悟をしなければならない」と語っていたように、ラプターズはしばらく苦しい時間が続くと予想されていた。
だが、今季ここまで27勝23敗、ウェスタン・カンファレンス7位と、NBAプレイオフ進出の可能性を感じさせている。
ラプターズがこれほど躍進できている理由のひとつは、昨季中のトレードで獲得したゲイリー・トレント・Jrだろう。
トレントJrは現地3日のシカゴ・ブルズ戦で16得点に終わったものの、それまで5試合連続で30得点以上を記録。
では、トレントJrはなぜこれほどまでのパフォーマンスを見せることができているのだろうか?
トレントJrによると、ラプターズのコーチングスタッフたちから信頼してもらえていることが大きいという。トレントJrのコメントをSportsnet.caが伝えている。
シュートとスコアリングの機会だ。
無制限にショットを撃つことができている。
何も気にする必要はない。
もう何も不安に感じる必要はない。
ショットをミスしたりしても、コーチングスタッフたちは僕を信じてくれる。
僕がパンチを繰り出すことを彼らは許してくれるんだ。
トレントJrの活躍により、ラプターズはここ6試合で5勝と絶好調。
だが、NBAチャンピオンを狙えるレベルにはまだないため、現地2月10日の期限までにロスターを調整すると噂されている。
トレントJrの市場価値はここ最近のパフォーマンスにより高まっており、トレントJrをトレードで放出すれば相当な資産を獲得できる可能性があると報じられているが、果たしてラプターズはまだ23歳と若いトレントJrをトレードで放出するのだろうか?
なお、トレントJrの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2021-22 | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 41 | 175 |
平均出場時間 | 34.8 | 26.7 |
平均得点 | 18.1 (キャリアハイ) | 12.6 |
平均リバウンド | 2.8 (キャリアハイ) | 2.2 |
平均アシスト | 2.0 (キャリアハイ) | 1.3 |
平均スティール | 1.9 (キャリアハイ) | 1.0 |
平均ターンオーバー | 1.0 | 0.6 |
FG成功率 | 42.9% | 42.1% |
3P成功率 | 39.6% | 39.4% |
フリースロー成功率 | 81.1% | 79.0% |
コメントを残す