先日のトレードでロサンゼルス・レイカーズからユタ・ジャズに移籍した元NBAオールスターポイントガードのラッセル・ウェストブルックは、ジャズに残留するか、それともバイアウトで他のNBAチームに移籍するか近日中に決定すると見られている。

もしウェストブルックがバイアウトに応じる場合、ロサンゼルス・クリッパーズとシカゴ・ブルズが移籍先最有力候補に挙がっているが、ブルズを指揮するビリー・ドノバンHCはすでに動いているのかもしれない。

larrybrownsports.comによると、ドノバンHCはウェストブルックに対し、「君がいるべき場所はシカゴだ」というメッセージを送ったという。

ブルズは現在26勝31敗でイースタン・カンファレンス11位。

ポイントガードのロンゾ・ボールはいまだ復帰の目処が立っておらず、今季を全休する可能性があるだけに、ウェストブルックを獲得してポイントガードのポジションを強化したいところだろう。

また、ドノバンHCやジョシュ・ロングスタッフAC、モーリス・チークスACと、ブルズにはオクラホマシティ・サンダー時代にウェストブルックと共に過ごしたコーチ陣がいる。

ウェストブルックにとって馴染み深いコーチ陣がいることはプラスに働くに違いない。

なお、クリッパーズのポール・ジョージとマーカス・モリスはウェストブルック獲得を望んでいることを明言したものの、球団社長のローレンス・フランクはポイントガードを必要としていることを明かした一方で、「ボールがないところでもディフェンスできること、ボールを持ってプレイできるがボールを支配しないことが重要」、「シュートを決めることができなければならない」とし、ウェストブルック獲得は望んでいないことを示唆した。