ポール・ジョージが現行ルールでのディフェンスの難しさを吐露「以前のようにディフェンスできなくなった」
近年のNBAと90年代のNBAを比較すると、ルールにさまざま違いがある。
最も顕著なのがディフェンスに関するルールであり、かつてのNBAと比べると今はハンドチェックなどが厳しくコールされるようになったが、NBAオールスターフォワードのポール・ジョージも現行のルールがディフェンスに不利と感じているようだ。
2010-11シーズンにNBAデビューしたジョージによると、今はディフェンスに対するコールが厳しくなっているという。ジョージのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
(ハンドチェックは)今はファウルだ。
それがゲームを少し台無しにしてしまった。
僕たちはディフェンダーになれなくなった。
以前のようにディフェンスできなくなってしまった。
ピック&ロールの時にボールに絡むことができたし、アグレッシブにディフェンスできたし、フィジカルに対処することができた。
だが、今はそのどれもできない。
今はオフェンシブプレイヤーにアドバンテージがあるんだ。
ジョージによると、オフェンスのシューティングについても以前とは変化があるという。
僕がこのリーグに来て最初の数年は、オフェンスのポゼッションが60~70回くらいあったと思う。
コートにはビッグマンが2人いたから、ゲームにスピードがあるわけではなかった。
ハーフコートのセットオフェンスだった。
だから、それほど高得点が生まれなかった。
今は3ポイントを5~6本シュートを撃つ選手がチームに6~7人いるんだ。
ディフェンスを持ち味とする選手にとって、今のNBAでプレイするのは簡単ではないのかもしれない。
NBA屈指のディフェンダーであるジョージも、それをひしひしと感じているのだろう。
一方、現行のルールの中でタフなディフェンスを見せている選手たちは、これからますます重宝されるに違いない。
なお、ジョージの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2022-23 | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 51 | 788 |
平均出場時間 | 34.4 | 33.6 |
平均得点 | 23.7 | 20.6 |
平均リバウンド | 6.1 | 6.4 |
平均アシスト | 5.2 | 3.7 |
平均スティール | 1.4 | 1.7 |
平均ターンオーバー | 3.2 | 2.7 |
FG成功率 | 45.9% | 43.7% |
3P成功率 | 37.6% | 38.2% |
フリースロー成功率 | 88.1% | 85.0% |
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