ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングは、NBAレジェンドのアレン・アイバーソンと比較されることが多い。

アービングとアイバーソンはどちらも他を圧倒するスキルを持っており、「アービングとアイバーソン、どちらが優れたプレイヤーか？」という議論はこれまで何度も繰り返されている。

そんな中、現役時代にアイバーソンと対決し、現在はヘッドコーチとしてアービングをコーチングしているスティーブ・ナッシュHCが彼らの比較論に言及した模様。

ナッシュHCによると、アイバーソンよりアービングのほうが優れたスキルを持っているという。ナッシュHCのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。

アレンはスペシャルな能力を持っていた。

ただ、スキルはカイリーのほうが優れていると思う。

アレンは違うと思うんだ。

アレンは異なる意味で衝撃的だった。

クレイジーなコンペティターだったんだ。

カイリーが持つ多彩なショットメイキング能力は、歴史的なものだ。

アレンはアレン。

彼は史上最も偉大なひとり。

カイリーを見ると、彼のコート上でのスキルレベルは歴史的なものだ。

チームメイトのケビン・デュラントは以前、アイバーソンとアービングの比較論に加わり、「AIを否定しているわけではない」としたうえで、「カイリーはAIより優れている。彼のハンドリングのほうが優れている」と語っていた。

アービングとアイバーソンの比較論はこれからも続くだろうが、アービングにはアイバーソンが成し得なかったNBAタイトル獲得へ向けて突き進んでもらいたい。

なお、アービングとアイバーソンのNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。

–	K・アービング	A・アイバーソン
出場試合数	544	914
平均出場時間	33.8	41.1
平均得点	22.6	26.7
平均リバウンド	3.7	3.7
平均アシスト	5.7	6.2
平均スティール	1.3	2.2
平均ターンオーバー	2.6	3.6
FG成功率	46.8％	42.5％
3P成功率	39.1％	31.3％
フリースロー成功率	87.8％	78.0％