ポール・ジョージがジャズファンからの「プレイオフP」チャントについて「すべてがリスペクト」
ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージはインディアナ・ペイサーズに所属した当時、NBAプレイオフでレベルアップしたプレイをすることから、自身を「プレイオフP」と称していた。
だが、ロサンゼルス・クリッパーズの一員となった昨季はNBAプレイオフで精彩を欠くと、「プレイオフP」という愛称を揶揄されるようになってしまった。
今季のNBAプレイオフでは全試合で20得点以上を記録し、クリッパーズを牽引しているものの、現地8日に行われたユタ・ジャズとのカンファレンスセミファイナル第1戦で、ジャズのファンはジョージに「プレイオフP」、「過大評価されている」などとチャント。
このようにジョージに対する嘲笑は今も続いているが、ジョージによると、相手チームからのブーイングやネガティブなチャントもゲームの一部だという。ジョージのコメントをESPNが伝えている。
僕はそれを気に入っているよ。
すべてがリスペクトだ。
僕はここで良いゲームをすることがあれば、悪いゲームをすることもあった。
それはこのゲームの一部さ。
観客も巻き込んでいくだろう。
それを求めている。
敵対する選手として、それ望んでいるんだ。
ジョージはジャズとのシリーズ第1戦で20得点、10リバウンドを記録したものの、FG成功率は23.5%(4/17)とリズムを掴むことができなかった。
この点については、以下のように語っている。
実際にうまくシュートを撃つことができなかった。
僕のアプローチが優柔不断だったと思う。
だが、シュートを撃つことについては良くなっていくだろう。
ジョージによると、シリーズ第1戦では強引にドライブを仕掛けたものの、NBA屈指のディフェンダーであるルディ・ゴベールがリング下で待ち受けていたため、スコアリングするのは簡単ではなかったという。
シリーズ第2戦に向けてすでに対策を考えているというが、「プレイオフP」を嘲笑の材料として使われないようにするためにも、第2戦ではクリッパーズをさらに牽引するパフォーマンスを期待したい。
なお、ジョージの今季レギュラーシーズンとNBAプレイオフのスタッツは以下の通りとなっている。
– | レギュラーシーズン | NBAプレイオフ |
---|---|---|
出場試合数 | 54 | 8 |
平均出場時間 | 33.7 | 40.3 |
平均得点 | 23.3 | 23.1 |
平均リバウンド | 6.6 | 9.1 |
平均アシスト | 5.2 (キャリアハイ) | 5.3 |
平均スティール | 1.1 | 0.8 |
平均ターンオーバー | 3.3 | 3.0 |
FG成功率 | 46.7% (キャリアハイ) | 43.4% |
3P成功率 | 41.1% | 31.6% |
フリースロー成功率 | 86.8% | 89.1% |
コメントを残す