ブルックリン・ネッツのNBAスター、カイリー・アービングは先日、ホームゲームに出場することを示唆した。

ゼネラルマネージャーのショーン・マークスも「彼はホームゲームに出場したいと思っている」と語ったため、「アービングが接種を受けるのでは？」と期待しているネッツファンは少なくないだろう。

だが、アービングは彼の信念を貫き、これまで通り接種は受けないようだ。

アービングによると、自身の決断に罪悪感は感じていないという。アービングのコメントをcbssports.comが伝えている。

罪悪感はない。

ニューヨーク市でこの状況に対処している選手は僕だけだ。

もし僕が他の都市にいたら、おそらく同じ状況にはなっていなかっただろう。

だが僕はここにいるし、（ニューヨーク市長の）エリック・アダムスがいるし、ニューヨークの規制がある。

いろんなことが起こっているが、僕が影響を受けることはない。

だから、このような質問をされても罪悪感はないんだ。

この2年を失った他の皆と同じように、僕も自分の人生を精一杯生きているだけさ。

NBAとNBPAは、僕がこの状況を回避するためにできることがあると明言していた。

だが、今はテーブルから外されてしまっている。

僕はたったひとりなのか、それとも同じことに対処している他の皆からサポートしてもらえているのか、僕に教えてくれないか？

アービングによると、接種を受けない決断に罪悪感はないものの、自身が出場できない試合を見るのは辛いという。

ネッツの今季のロードゲームは残り11試合だ。

だが、そのうちニューヨーク・ニックス戦が2試合、トロント・ラプターズ戦が1試合予定されており、アービングはこれらの都市でプレイすることができない。

つまり、アービングが出場できるレギュラーシーズンの試合はあと8試合のみだ。

アービングの意志を尊重しているネッツは、ニューヨーク市の規制が緩和されることを切に願っていることだろう。

なお、現時点でアービングが出場できるレギュラーシーズンの試合は以下の通りとなっている。

現地日付	対戦チーム
2/26	ミルウォーキー・バックス
3/6	ボストン・セルティックス
3/8	シャーロット・ホーネッツ
3/10	フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
3/15	オーランド・マジック
3/23	メンフィス・グリズリーズ
3/26	マイアミ・ヒート
4/2	アトランタ・ホークス