NBAがファウルゲームのルール変更に着手?
近年のNBAではディフェンスからファウルを引き出し、フリースローで得点を重ねるケースが増えている。
ブルックリン・ネッツのジェイムス・ハーデンやアトランタ・ホークスのトレイ・ヤングがその代表例だろう。
これがオフェンスを有利にし、スコアリングの量産を容易にしているが、NBAはこれを問題視している模様。
ESPNの記者によると、NBAはディフェンスから故意にファウルを引き出す行為を問題視し、現行のルールを変更することを計画しているという。
NBAはゲームそのものにも問題を抱えている。
ほとんどの人が同意しているのは、あまりにもオフェンスに有利になりすぎており、得点が不自然に増加しているということだ。
ジェイムス・ハーデンやトレイ・ヤングのような選手は、現行のNBAのルールでファウルをもらっている。
NBAはオフシーズン中に、彼らのような不自然なシューティングモーションに対処することを計画している。
ファウルゲームによりオフェンスに大きなアドバンテージが生じるようになったのは間違いないだろう。
また、フリースローが増加することによって試合時間が長くなってしまうという問題もはらんでいる。
NBAがルールをどう変更するのか、またそれができるのかは分からないが、もし実現した場合、ハーデンやヤングといったファウルゲームを得意とする選手たちはプレイスタイルの調整を強いられることになりそうだ。
なお、昨季のフリースローアテンプト数トップ20選手は以下の通りとなっている。
順位 | 選手名 | FT試投数 (1試合あたり) | FT試投数 (トータル) |
---|---|---|---|
1 | ジェイムス・ハーデン | 11.8 | 800 |
2 | ヤニス・アンテトクンポ | 10.0 | 629 |
3 | ルカ・ドンチッチ | 9.2 | 562 |
4 | トレイ・ヤング | 9.3 | 559 |
5 | アンソニー・デイビス | 8.5 | 525 |
5 | ジミー・バトラー | 9.1 | 525 |
7 | デイミアン・リラード | 7.8 | 518 |
8 | デビン・ブッカー | 7.3 | 509 |
9 | ブラッドリー・ビール | 8.0 | 457 |
10 | デマー・デローザン | 6.6 | 451 |
11 | スペンサー・ディンウィディ | 7.0 | 446 |
12 | ジョエル・エンビード | 8.5 | 435 |
13 | ルディ・ゴベール | 5.9 | 403 |
14 | カワイ・レナード | 7.1 | 402 |
15 | バム・アデバヨ | 5.3 | 382 |
16 | レブロン・ジェイムス | 5.7 | 381 |
17 | ラッセル・ウェストブルック | 6.7 | 380 |
18 | ブランドン・イングラム | 5.9 | 368 |
19 | シェイ・ギルジアス・アレクサンダー | 5.1 | 357 |
20 | ジュリアス・ランドル | 5.5 | 352 |
コメントを残す