NBAオールスターのジェイソン・テイタムは今季、キャリアベストとなる平均27.1得点を記録している。

シーズン前半のボストン・セルティックスは厳しい戦いを強いられ、一時はテイタムとジェイレン・ブラウンのデュオ解散説も囁かれたが、現在イースタン・カンファレンス首位と絶好調。

この結果を受け、テイタムはチームとしてはもちろん個人としても自信を深めているのかもしれない。

larrybrownsports.comによると、テイタムは先日、今季のMVP最有力候補のひとりであるフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードに対し、次のように宣言したという。

エンビード。

君は今季、MVPを勝ち取ったほうがいい。

なぜなら、来季は僕のものだからだ。

エンビードとテイタムは、同じトレーナーに師事している。

テイタムがトレーナーに電話した時、トレーナーとエンビードが一緒にいることを知ると、テイタムはトレーナーに「スピーカーにしてくれ」と頼み、エンビードに対して来季MVPを宣言したという。

昨季に続き今季のMVPレースもビッグマンの一騎打ちの様相を呈しているが、来季のMVPレースにはテイタムが加わることになりそうだ。

なお、今季のエンビードとテイタムのスタッツは以下の通りとなっている。

–	J・エンビード	J・テイタム
出場試合数	62	71
平均出場時間	33.5	36.2
平均得点	29.9 （キャリアハイ）	27.1 （キャリアハイ）
平均リバウンド	11.4	8.1 （キャリアハイ）
平均アシスト	4.3 （キャリアハイ）	4.3 （キャリアハイタイ）
平均スティール	1.2 （キャリアハイ）	0.9 （キャリアワースト）
平均ブロックショット	1.4	0.6
平均ターンオーバー	3.0	2.9
FG成功率	48.9％	45.0％ （キャリアワーストタイ）
3P成功率	36.4％	35.6％ （キャリアワースト）
フリースロー成功率	81.6％	86.0％