サディアス・ヤング「ブルズは全員が素晴らしかった」
昨年夏のトレードでシカゴ・ブルズからサンアントニオ・スパーズに移籍したベテランフォワード、サディアス・ヤングは、十分な出場機会を得ることができていない。
ブルズではバックアップフォワードとして十分な出場機会を得ていただけに、ヤングが現状に満足していないのは間違いないだろう。
そんな中、ヤングがブルズ時代を回顧した模様。
ヤングは自身の状況とブルズでの2シーズンについて、次のようにコメント。NBC Sports Chicagoが伝えている。
こうなるとはまったく思っていなかった。
僕にできるのは自分の仕事を信じ、自分の技術を信じ、ジムでの時間を信じることだけだ。
準備できている。
プレイしなければならない時のために準備している。
これまで出場した試合はちゃんとプレイできたんじゃないかな。
試合に十分に出場していなければ、タイミングとリズムを失ってしまう。
僕にとってはそれが最も重要だ。
ただ、ベテランとして準備できた状態にしておかなければならない。
その点においては良い仕事をしていると思うよ。
ここ(スパーズ)でのことでひとつ言えるのは、あまりプレイしていないということだ。
ただし、仕事をしていないわけではない。
僕はチームに対して気が狂ったような行動をとたり、悪影響を及ぼしたりしていない。
ここに来た時から仲間たちと話をするように心掛けているし、若手たちを助けようとしている。
プレイしようがしまいが、僕の状況は僕の状況だ。
チームを批判するわけではない。
僕はプレイしたい。
だが、チームが進もうとしている方向とは異なっている。
チームは若手たちをプレイさせる方向に進んでいるし、若手たちを成長させ、キャリアを積めるようにしなければならない。
僕が決めるわけではないが、僕にやれるのは働き続け、名前が呼ばれた時のために準備し続けることだけだ。
(ブルズの)チームメイトたちと過ごした時間は素晴らしかった。
全員が素晴らしかった。
僕がザック(・ラビーン)を死ぬほど愛しているということは、皆も知っている。
彼もそう思っているだろう。
それにパット(・ウィリアムス)とコービー(・ホワイト)の成長を少し手助けできたんじゃないかな。
スタッフたちも素晴らしかった。
僕はスタッフ全員と話をして、皆を楽しい気分にさせるのが好きだったんだ。
スパーズはヤングをトレードで放出し、若手選手もしくはNBAドラフト指名権の獲得を狙うと見られている。
ヤングにはフェニックス・サンズが関心を持っていると報じられていたが、サンズは先日ビスマック・ビオンボと契約したため、ヤング獲得には動かない可能性がある。
果たしてヤングは新たなチームを見つけ、NBAキャリアをリスタートさせることができるのだろうか?
なお、トレードが実現しなかった場合、スパーズはヤングをバイアウトで放出すると噂されている。
ヤングの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りだ。
– | 2021-22 | NBAキャリア |
---|---|---|
出場試合数 | 25 | 1058 |
平均出場時間 | 13.8 (キャリアワースト) | 29.6 |
平均得点 | 6.0 (キャリアワースト) | 12.9 |
平均リバウンド | 3.4 (キャリアワースト) | 5.9 |
平均アシスト | 2.2 | 1.8 |
平均スティール | 0.8 (キャリアワースト) | 1.4 |
平均ターンオーバー | 1.1 | 1.5 |
FG成功率 | 57.3% (キャリアハイ) | 50.2% |
3P成功率 | 0% | 33.0% |
フリースロー成功率 | 45.0% (キャリアワースト) | 66.5% |
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ブルズ時代のサッドはチームで数少ないベテランとして貢献してたよ。プレイの面でもグルーガイとしても。今のブルズこそサッドのようなPFが必要